2026年2月28日、突然アメリカとイスラエルがテヘランを中心にミサイル攻撃し、イランの多くの指導者の命を奪った。1月のベネズエラ奇襲に続くトランプ大統領の決断であり、もちろんうまく物事が進めば、勝てば官軍で11月の中間選挙での伏線であろう。ご存じの通り、その後はイランによるホルムズ海峡封鎖が始まり、原油高騰により世界中が混乱した。ナフサ不足という言葉が日本中であふれた。ナフサは石油化学に携わっていた小職にとってはなじみがあり一家言申し上げるが、ナフサ価格はウクライナ侵攻の時も今回も1週間ほどビョコンと上がるが、その後は下がって高止まりする傾向にあるので、次第に落ち着くだろうとみていた。末端の石化製品は皆が不安となり一時の品不足で高騰するが落ち着くのを待つべきなのである。
さて、6月になってアメリカとイランは弾切れも手伝ってか停戦協定が実現し、次第に落ち着く方向に収束するとみている。しかし、ここからが長い長い民族の憎悪の始まりなのである。他方イスラエルとレバノンに拠点を置くヒズボラの憎悪は、まだ収まりそうにない。ちょっかいを出してはその報復の繰り返しが続き、まだ収束が見えない。イスラムとユダヤの争いも二千年以上世代をつないで続いているのである。
太平洋戦争が終戦となったとき、広島・長崎・東京・大阪その他の都市はズタズタに破壊され日本国民は憎悪も覚えただろう。しかし、アメリカの融和政策がうまく働いたのか、国民の仏教的諸行無常の悟りなのか、すぐに復活へと動き出した。80年経て今やアメリカは最大の同盟国となった。
しかし、イスラム世界では「目には目を」の憎悪が長く続く教えがあり、イランの多くの宗教指導者が無残に殺害されたとなれば、一千年二千年の長きに渡る敵対意識が潜在的に継続するに違いない。民族に長い間刷り込まれた精神文化は、人類が滅びるまで保存され続けるように思う。どの民族が良くてどの民族が悪いとは簡単に言えないが、現在の日本人の精神文化は好ましいと思いたいのである。しかし、今は大人しすぎる日本人も、戦前の思い上がりともいえる他国への振る舞いを考えると、窮地にいれば何をしでかすか分からない国民性も持っているのである。
他国への武力侵略は国連憲章で禁じられているものの、ロシアはウクライナを乗っ取ろうとしている。アメリカはベネズエラとイランを攻撃したが、決して領土を奪おうとはしていない。この違いは大きい。中国は台湾を侵攻するのか、台湾は中国の一地域なのか違うのか、中国は周辺のチベット・モンゴルを領土化したが、台湾の運命はまだ見えない。今の地球は、大国の思惑で戦争と平和を握られているが、大国の思うつぼでよいのか、ブツブツ・・。とはいえ、せめて日本国民一人ひとりが、精一杯生きることを考えることしかありませんな、ご同輩。
2026年6月 三宅 仁
今アイ-コンポロジーが開発・製造している「Biofade」「i-WPC」はカーボンニュートラルを重要視した商品である。特にBiofadeはバイオマス由来度が高く生分解性が優れるという特長がある。なにか後世に残せる良い技術を作りたいという願望だけで、これまで走ってきたのだが、日本の世の中がやっと欧州の尻尾を視野に入れたところで、まさに日本の夜明けがちらっとみえたところである。早く頼りになる次のランナーにバトンを渡したいとも思う。日本人よ、夜明けだ早く起きなさい。



