コロナの長い期間が終わり7年ぶりに北欧を自由旅行したので、その感想を述べたい。まずは、デジタル化が予想以上に進んでおり、ユーレイルパスはスマホアプリだし、公共交通もカード支払いなので各国の現地通貨を使うことはなかった。なので、スマホが壊れないか落とさないか、何かあったら現地で右往左往することになる。年配者もDX化必須時代なのである、うんざり。
さらに話には聞いていたが、現地物価の高さに閉口続きの旅であった。モノの値段はおしなべて日本の3倍に近かった。ペットボトルの水が日本円で300円~500円、でかいハンバーガーセットが3,600円・・従って、夕食はスーパーに寄って何かつまんだり、はるばる持参したカップ麺で満足せざるを得ない、あーあ情けなし。どこか見学するにも、3,000円-4,000円は当たり前。日本の姫路城の見学料4,000は安すぎで10,000円でもOKである。ドイツ人に聞いたらドイツの方がまだ物価は安いとのことだったけれど、北欧の付加価値税は25%、さすが福祉国家、円安の影響もあるが物価差は骨身に応える。現地の給与水準はやはりこれに見合う水準らしいが、彼らも生きるのにたいへんなのだろう。
日本がいつからこんなに安い国になったのか。10年20年前まではそんなに感じなかったのだが、やはり「失われた30年」の影響が知らぬ間に忍び寄ってきたのだと思う。欧州各国のGDPが順調に成長している間、日本はデフレに陥ってGDPが停滞したためどんどん経済の開きが広がっていき、さらにここ数年で円安が続いたこと。また、企業が国内投資をやめて海外に設備投資し、利益をまたぞろ海外に投資する悪循環で、国内が貧しくなっていったからであろう。そのため日本国内には旧式で効率の悪い設備しか残らないのである。これは政策の貧困、経営者の貧才覚そのものであろう。ここに行きつくまで政治は何をやっていたのか、日本人はボオーッと生きていたのか。
そして今、「サナエノミクス」という一つの解決策が提示された。国内向け投資を増やし、先進半導体などの付加価値の高い品物を作り輸出して稼ぐ政策、折しも「2026年、骨太の方針」は大いに的を射ている。GDPが増え経済が潤えば遅れながらも給与も増える、年金も増える。これを10年繰り返せば、北欧にも追い付けるはず?である。巻き返しはまだ可能なのだよ、諸君。
内向きの思考は「井の中の蛙」、たまには外に出て考えてみるのもよし。でも個人的には歳をとったなあとも思う、疲れがなかなか取れないし寝不足気味でもある。夏はまだ長いなあ・・
2026年7月 三宅 仁
今アイ-コンポロジーが開発・製造している「Biofade」「i-WPC」はカーボンニュートラルを重要視した商品である。特にBiofadeはバイオマス由来度が高く生分解性が優れるという特長がある。なにか後世に残せる良い技術を作りたいという願望だけで、これまで走ってきたのだが、日本の世の中がやっと欧州の尻尾を視野に入れたところで、まさに日本の夜明けがちらっとみえたところである。早く頼りになる次のランナーにバトンを渡したいとも思う。日本人よ、夜明けだ早く起きなさい。


